- A 支払い条件の確認
- 仕事を受注する時、発注書などに支払い条件(現金/手形の比率、手形の支払期日など)が記載されています。
新規の取引の場合は、その業界の一般的な条件に合っているか。
継続取引の場合は、今までの条件と変更がないか。
手形の期日と金額を先ず確認してください。
- B 手形の必要記載事項の確認
- 手形法に定められている必要記載事項(①~⑦)があり、その一つでも欠くと手形は無効となります。 但し、未記入であっても後で補充は出来ます。
・約束手形の見方
- ① 約束手形という文句(統一手形用紙では印刷されています。)
- ② 受取人、振出人から手形の交付を受けるもの誤記がないかチェック。
- ③ 一定の金額を支払う旨(算用数字はチェックライターを使用、漢数字は、手書き可)
- ④ 振出日と振出地
- ⑤ 振出人の署名(社判に捺印、手書き可 印鑑の押し忘れがないかチェック)
- ⑥ 手形の満期日
- ⑦ 支払地(満期日に手形金額が支払される場所)
10万円以上の手形には印紙が必要となります。
支払い期日に暦にはない日(例9月31日)も見受けられますので
よく注意して下さい。
・為替手形の見方
- ① 為替手形という文句(統一手形用紙では印刷されています。)
- ② 支払人(引受人名)
- ③ 一定の金額を支払う旨(算用数字はチェックライターを使用、漢数字は、手書き可)
- ④ 為替手形の満期日
- ⑤ 支払地(満期日に手形金額が支払される場所)
- ⑥ 引受人
- C 廻し手形での支払の場合
- 手形の表面の確認は「B 手形の必要記載事項の確認」と同じです。
受取人の名前(法人名また個人)と第一裏書人の名前が同じかどうか確認します。
名前の誤記や法人格の付け間違いがないか確認して下さい。
また、裏書不備が無いかのチェックも怠らないようにして下さい。
万が一、不備がある手形を受け取ってしまった故、訂正が必要となり、時間的に資金繰りが狂ってしまうこともゼロではありません。
どのような裏書が良いかはコチラをご参照ください。